花には水を

 

「欲しい」

 

ギクッ

 

「このワンピ可愛い!私に似合うと思わない?」

 始まった。フレイのおねだり攻撃だ

 今月4回目

 

いつもフレイが愛読しているファッション誌を見せられる

そのワンピースは白地に小花柄でアシンメトリーな裾がなるほど、可愛らしい。

いや!そんなことじゃなくて と一人つっこみ

 

「可愛いね・・」

そう答えながらコーディネーターとしての脳をフルに働かせ、どうやったら彼女を

諦めさせられるかを必死に検索する。

 

「でっしょ?ねえキラ」

(ひ・卑怯だ!)

フレイは潤んだ瞳でこちらを見上げてくる。まるでア●フルの犬のように

 

「こ・・この前買ったチュニック!あれの方が僕好きだな」

「えー?」

「あれの方が、フレイの魅力がより出ると思うんだ。」

///そうかな?」

 

お?良い方向?

 

「嬉しい///

 

グッジョブ!!自分!

 

どうやら彼女を怒らせる事無く納得させたようだ。

 

と、思っていたら

 

「でもこのワンピ着てキラとデートしたかったのにな・・。」

 

    グラリッ

 

だめだあ・・・。吐血

やはり彼女にはまだまだ勝てないようだ

しょうがない。綺麗な花も水をあげなければ枯れてしまうのだから

 

数日後例のワンピースを着たフレイとキラが街中で目撃されたのは言うまでも無い。

 

 

   あとがき

 

前作とは一変してバカップルものになりました。

雛の理想はわがままフレイと翻弄されるキラ。でもいざという時には

キラが決めるという感じです。

キラフレ好きだあ!!